広島県の概要
広島県は中国地方の文化・経済の中心地です。戦国時代に毛利元就が台頭して以来、西国の雄としての地位をほこってきました。近代以降の広島は、おもに軍事的な要衛として位置づけられ、呉の軍港や江田島の海軍兵学校でも有名です。日清戦争当時には明治天皇が行幸し、一時的に大本営がおかれたこともあります。しかし、この軍都としての発展がわざわいし、第二次大戦末期には人類史上で初めて、核兵器による被爆を体験しました。想像を絶するほどの大きなダメージを受けましたが、ご存知の通り見事に復興して、現在の広島市は、平和都市として国際的な知名度を得ています。
県内は、広島市を中心とした安芸地域と、福山・尾道などの都市を擁する備後地域にわかれます。東西の文化的な差異は比較的大きく、備後地域は言語や気風の面で、隣接する岡山県に近い特徴をもちます。また、怪獣ヒバゴンで知られる芸北の山間部や瀬戸内海に浮かぶ離島地域では、過疎化の進行が深刻な問題となっています。
広島人の県民性は、とにかく感情がホットなこと。ただし、熱しやすく冷めやすいのも人々の特徴のひとつです。春先には広島カープの特集で一色だった地元のテレビ局が、ゴールデンウイークをすぎるころから次第に報道の関心をうしなってゆき、それと連動して広島市民球場がガラガラになってゆく様子は、ある意味で例年の風物詩。広島市内の都市鉄道アストラムラインやショッピングモールの紙屋町シャレオなど、「いつの間にか使わなくなった」都市施設が妙に多いのも、こういった県民性と関係があるのかも…?
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